季節の変わり目は体がダルくなったり、
頭痛や肩コリ、不眠など体調不良が起こりやすい時期です。
それは自律神経の乱れが原因かも。
今回は季節の変わり目に起こりやすい
『めまい、耳鳴り』についてお話します。
自律神経とは生命維持に関わる
呼吸や血液循環、消化吸収などを司る大切な神経です。
活動をサポートする「交感神経」と
休息を促す「副交感神経」からなり、
これらがバランスよく働くことで
私たちの健康を維持しています。
『体温の恒常性』(体温を一定に保つ機能)も
自律神経の役割の一つです。
自律神経は気温の変化に合わせて
「交感神経」と「副交感神経」を上手に切り替えて
体温調節をしてくれています。
とくに季節の変わり目は、
日ごとの寒暖差が大きくなります。
そのため自律神経が働きすぎの状態になり
どちらか一方だけが活発になるという
バランスの乱れた状態になってしまいます。
例えば
『交感神経』が働きすぎると、
血管が収縮して血行不良になります。
そうすると脳に十分な血液が届かなくなり
酸素不足でめまいが起こりやすくなります。
耳も同様で血液の巡りが悪くなり耳鳴りが起こります。
一方で『副交感神経』が活発になりすぎると、
血管が広がって血圧が低下し、
低血圧によるめまいや耳鳴りが起こります。
原因不明のめまいや耳鳴りにお悩みの方は
“自律神経のバランスを整える”ことを
意識されてみると良いかもしれません。
自律神経を整えるコツは
“活動と休息”のメリハリを大切にすること。
昼間の活動時には身体を適度に動かし、
夜の休息時には質の高い睡眠をとるよう心がけましょう。
日ごろストレスやお疲れぎみの方は
交感神経が働きすぎている可能性が高いので
一日の中で休息タイムを作り、ゆっくりと身体を緩めてあげてくださいね。